2012年12月22日 グラインドハウス

2012年12月22日 
グラインドハウス大阪市中央体育館
出演:ヤング、三日月トリオ、金属バット、八田荘、まぁくん
 
約2年ぶりに復活したグラインドハウス。三日月と八田荘は東京から。
寄せ集めのイベントへ行くことが私にとっていかに無価値であるかを改めて実感する、大変心地良いライブでした。
馴れ合いではない良い意味でのファミリー感。


嶋仲さんが小林さんと初めて会った日に小林さんから「あなたの漫才見ましたけどあなたはどれだけ努力しても絶対に一生報われません」と言われ、それをいまだに言われ続けているという話をしていました。どちらが先に売れるのか、あるいはどちらも一生売れないのか。
八田荘が金属バットに対してこんな漫才してるやつ東京にはおらんと言っていたのも興味深かったです。そうそうだから私は金属の漫才を見るためにわざわざ大阪へ行くのよ、と自分の行動を肯定してもらったような気分に。
八田荘から読み方を「はったしょう」から「はったそう」に変えたというお知らせがあったり、企画で使うホワイトボードを舞台袖から出して来たらでっかくちんこの落書きがされているなどというアクシデントがあったり(犯人友保)。
ネタは金属の車を買いたい漫才と女と別れた漫才、三日月の思い出の場所のコントが特に面白かったです。

余談ですが、三日月トリオが東京に行って浅井企画マセキ芸能社という有名事務所に所属したことに対して、この人たちは大阪の地下でくすぶってたけど見る人が見たらちゃんと評価してくれるんだなーと私は感激していました。
その一方で、マセキの事務所ライブに出ている三日月を見に行っても、彼らの良さがあまり出し切れていないなとも感じました。
そんな中、グラインドハウスという彼らのホームとも言える場所で、とってもいきいきとしたお三方を久しぶりに見ることができて大変嬉しかったです。
三日月の、いつまでたっても荒削りで全く洗練されないコントの魅力はきっとマセキの芸人さんやお客さんには認知されてると思うので、加えてキャラクターも馴染んでいったら良いなぁと思います。