2010年11月19日 M-1グランプリ2010三回戦 大阪一日目
2010年11月19日 19:30〜22:00
M-1グランプリ2010三回戦 大阪一日目 @京橋花月
奇跡的に仕事が片付いて早く帰れることになったので、思いつきでM-1の予選に入ってみました。
M-1グランプリを真剣に見ていたのは第三回ぐらいまでで、ここ数年は決勝のテレビ放送も見ていないような私が暇つぶしのために入るのもどうなのかなぁなどと思いつつ、
しかし折角の金曜の夜にそのまま帰宅するのも面白くないので京橋まで足をのばしてみました。
結果としては、凄く楽しかったので行って良かったです。
思い入れのある芸人さんが一組も出ていないので、誰が受かろうが落ちようが何の感情も湧かないため緊張もせず、ただただ40組の勝負ネタを鑑賞できるおもしろライブでした。
お客さんは、年齢層高めで男女半々ぐらいだったかと思います。
普段平日夜に京橋に行くことがないのでいつも通りなのか特別なことなのかはわかりませんが。
反応としては、お笑いライブ慣れしすぎもせず、一見というわけでもなく、重くもなく良い客席という印象でした。
以下、感想。
仕事で遅れて入ったため最初の五組ぐらいは見られませんでした。
■亜修羅 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
最も印象に残っているうちの一組。
普段ワッハやbaseで阿修羅の漫才を見ていて、面白くない訳ではないけどずっと同じテンポで続いていくのが残念だな、メリハリがつけばもっと面白くなりそうなのになどと勝手に思っていたんですが、
これを京橋で見るとむちゃくちゃ面白い!!
京橋ではあのテンポが正解なんです。
広い会場で映える、うーん、目から鱗でした。
実はスケールでかいんですね、彼ら。
赤子をあやすネタ、何度か見たことあるけどこの日が一番笑った!
■アンダークラスヒロイン (アマチュア)
冴えない男とギャルのコンビ。
木下優樹菜のネタをしてましたけど賞味期限も近いであろう中で今後どう発展させていくんでしょうか。
京橋で見るにはちょっとお粗末でしたが、思ったよりウケてました。
■アンダーポイント (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 名古屋)
覚えてないです。
■伊賀忍者 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
見られませんでした。
■おしどり (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
アコーディオンとパントマイムの大道芸。
ただただ楽しかった!
■ガスマスクガール (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
覆面付けて登場の時点で受かる気ないやろ!笑
漫才だとかコントだとかは置いといて、ネタ自体の面白さがよくわかりませんでした。
■かりんとう (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
自殺を止めるネタ。
単純に笑えた、それ以上でもそれ以下でもなく。
■ギャロップ (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
その入り見ただけで萎えるわパターンの一つである「今度○○するから練習させてくれ」。
それの入りの部分で散々遊ぶネタ。
着眼点の面白さはあるでしょうけど印象には残りにくいだろうなぁと。
■コマンダンテ (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
ラーメンのネタ。石井さんがちょっと緊張していたかな?
タイムオーバーでしたがおそらくオーバーしてなくても落ちていたかと。
もっと爆発力のあるネタじゃないと賞レースは厳しい。
■さらば青春の光 (松竹芸能 大阪)
何のネタって書けば良いんでしょう。最近覚えたん?のネタ。
■span! (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
寝坊のネタ。
どこかで見たことあるようなちょっと前に流行った形式の漫才という印象。
勢いで面白そうな空気出してるけど、一つ一つのボケはいまいち、という若手芸人によくあるパターン。
■長崎・いくら (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
ピン芸人同士のコンビなのかな?
私が無知なため全然意味がわかりませんでしたが何かのキャラクターに扮してロケみつをするというネタ。
アニメもわからんし、ロケみつも見たことないし、関西人じゃないのでローカルネタもわからんし…。
すみません。
■握り拳 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
覚えてないです。
■ピートラス (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
覚えてないです。
■ビタミンS (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪 )
早口言葉のネタ。
よく二回戦勝てたなぁと。
ネタは面白くなくはないけど、漫才が下手でした。
■藤崎マーケット (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
見られませんでした。
□プラスマイナス (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
イメージパンパンゲームのネタ。
前に1Hで見た時に比べたら大分仕上がっていて、おぉ、と思いました。
見ていて疲れるのでもうちょい抜くとこも入れてほしいと私は思いますが、まぁ好みの問題でしょう。
■ミルクボーイ (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
グレてたのネタ。
彼らは、題材を変えてテンプレートに当てはめるだけのネタ作りをしてるうちは平均点以上は出せないと思います。
モストデンジャラストリオ (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
欠場。別の日に出るかも?とのこと。
■ラブ&マンモス (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
見られませんでした。
■恋愛小説家 (松竹芸能 大阪)
覚えてないです。
■安定志向 (アマチュア)
女性公務員コンビ。
電車でいちゃつくカップルを注意するネタ
こういうの好きです。
■命果てるまで (松竹芸能 大阪)
読むべき本が無い!ネタ。
最初、産経新聞や毎日新聞批判から入った時はそんな思想ネタやって大丈夫なんか?と心配してしまいましたがw全然違いました。
イロモノをただセンターマイクの前でやっただけなんで、三回戦進出で十分でしょう。
□かまいたち (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
ヤンキーを疑わない熱血教師がやりたいのネタ。
私は好きでした。
特別凝ったこととかやってなくて、言ってしまえば言い方だけのネタなんですが、言い方だけでそこまで面白いなんて!!と悔しいぐらいに笑ってしまう。
■ガンセキオープン (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
見られませんでした。
■クロスバー直撃 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
コンビニ強盗のネタ。
めちゃくちゃ笑いました。
会場は全然ウケてませんでしたが。
このブログには何度も書いてますが、クロスバー直撃の漫才は私のドツボをついてきます。
■サブイボ立会人 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
禁煙のネタ。
□スーパーマラドーナ (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
火事の家から子供を助け出すネタ。
多分ボーダーライン近くでの合格なんじゃないでしょうか。
■タナからイケダ (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
ここは結構、手応えあったんじゃないかなぁ。
ボーダーやと思います。
桜橋口ゲームのネタ。
■ダブルアート (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
師匠に挨拶。アホですねw
個人的にダブルアートと相性悪いんで感想は控えます。
■チキチキジョニー (松竹芸能 大阪)
男ウケのネタ。
勢いで面白そうに見せてるけど実際中身は大したことないという若手芸人にありがちなパターン。
■つばさ・きよし (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
訪問販売の詐欺のネタ。
ホームの筈の京橋でまさかのドアウェイ何だったんだw
前に1Hで同じネタを見た時の方がよっぽどウケてました。
□天使と悪魔 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
最も印象に残っているうちの一組。
こんな強いネタ持っていたとは!
一番審査員を悩ませたのはここでしょう。
完全にコントですから。
しかし面白かった。良いもの見ました。
だるまさんが転んだのネタ。
■ナカノアンドデンジャラース (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
覚えてないです。
■バカンス食堂 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
やってみたい仕事のネタ。
ネタの面白さに漫才の技術が追いついてない印象。
■パニーニ (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
クイズのネタ。
□ミサイルマン (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
理想の女性のタイプのネタ。
前に1Hで見た時につまらなかったし、この日もかわらずつまらなかったです。
■見取り図 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
結婚式でのスピーチのネタ。
結構、見取り図は期待されてたみたいですが、私はこのネタで準々決勝は厳しいと思います。
他にもっと良いネタ持ってた気がするんですが、記憶違いかなぁ。
■吉田たち (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
キャラを付けたいのネタ。
そんなにウケてなかったです。
■レモンティー (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 福岡)
いわゆるアベドゥです。
武蔵と小次郎のネタ。
野犬のネタと大体一緒です。などと知名度ない人を知名度ない人で例えても誰にも伝わらないでしょうけど。笑
全くどうでも良いですが、相変わらず阿部さんはNHKの青井アナに似ていた。
■和牛 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
結婚式ソングのネタ。
めちゃくちゃ笑ったし、会場も爆発的にウケていたためまぁ合格やろうなぁと思っていたんですが落ちましたね。
M-1向きでないネタと言われればそれまでですが。
□プリマ旦那
ハゲのネタ。凄く面白かった!
最も印象に残っているうちの一組。
今までプリマ旦那の漫才は何本か見た筈なんですが全く記憶に残ってないので、薄っぺらいネタする人たちなんやろうなと思ってたんですがこのネタは違いました。
彼らの凄いところは、このぐらいの芸歴やと「小ボケ/小ボケ/中ボケ」といきがちなところをちゃんと「フリ/フリ/大ボケ」と構成できるセンスと肝っ玉を兼ね備えているところだと思います。