2010年6月11日 ユニットライブ「瞬間生命写」
2010年6月11日
場所/baseよしもと
OPEN/20:45 START/21:00
出演/ 天竺鼠川原、モンスターエンジン西森、銀シャリ鰻、
スーパーマラドーナ武智、ギャロップ林、とろサーモン村田
MCのマラドーナ武智が登場。
武智「今日ワールドカップ開幕しましたね。サッカー興味あるよっていう方どの位いらっしゃいますか?」*1
西森が舞台袖からひょっこり顔を出し挙手。
「せっかくワールドカップの話しようと思って考えてきたんやから邪魔すんな」という武智の言葉はフリでしかなく。
ドンキで売っている西森のお面を付けた川原、ハゲヅラを付けた林、
西森のお面を取ったらその下に大林のお面の川原、中日の帽子を被り野球少年のような鰻、
西森のお面を付けた西森(笑顔のお面を取ったらめっちゃ真顔)など次々と登場してははけていく。
しょうがないのでワールドカップ話は諦め、出演者全員登場。
とろサーモン久保田から気持ち悪さ成分を少し抜いたような作家が一人で登場。
武智「次出てきたら腹に一発いれるからな」
改めて、出演者全員登場。
久保田似の作家、自転車で舞台を横切る。
武智「(袖の芸人に向かって)こんな美味しいもん自分が使いたいと思わへんの?この人に譲ってええの?一番面白い小道具やのに。優しい人たちばっかりですね」
出演者全員登場。
またまた久保田似の作家登場。
武智「お前よう出てきたな」
腹にパンチをくらう。
武智「(舞台袖に向かって)次は出て来てくださいよ、もう作家さん可哀想やから」
このくだりがもう一回あったところでやっと全員が舞台にそろう。*2
趣旨説明。お題に沿った写真を撮ってきて、それを見せるライブ。
ウケ狙いではなく、自然な動作であること(瞬間生命)が重要。
お題「目薬をさす」
林
- 眼科で貰うええ目薬
川原
- 目薬をガン見。
西森
- 瞼を小指で押さえる派
村田
- 外で撮っているかと思いきや部屋の中
- 壁に貼ってあるスケジュール表がビルに見えるというプチ奇跡
- 目薬をさすのにキャップを被ったままなんておかしいやろとどうでも良いところで責められる
鰻
- 後ろに置いてある青い椅子の具合でキャップを被っているように見える偶然
お題「ボールを避ける」
村田
- お腹のあたりで両手を重ねていたため、歌っている途中にボールが飛んできたのだろうということに
- 村田の写真だけいつも色がおかしい
- そこだけ核汚染されているかのような色
西森
- ぶれまくり
- 後ろの壁にゴミを吊したの誰やねん
鰻
- ボールが下から向かってきてるみたい
林
- 亀田に倣って多数のピンポン球を避けている所
- 卵の黄身と白身を別々にしてぶつけられてるみたい
- しかも色味の濃いええ卵
- ヨード卵光。
お題「高いところから景色を眺める」
川原
- 屋上に座る川原と雲一つ無い空
- 凄くサマになっている
- ポストカードにしたらええやん
- 視力回復の広告に良い
- こんなに素敵な景色が見えるようになりましたというキャッチコピーを添えて
- 説得されているネパールのお坊さんにも見える
鰻
- 都庁から見下ろしているところ
- 何となく行ったら何となく入れた都庁
西森
- どこかの駅(忘れた)の前にある展望台から眺めた神戸か大阪(忘れた)の街の夜景を眺めているところ。
村田
- 歩道橋に佇む村田と雲一つ無い空と背景に写り込むクレーン車
- これも素敵な写真
林
- 一人だけなんか違う
- 今にも飛び降りそう
- 「ポストカードにせえとか言うてよ」
- キャッチコピーは「それでもあなたは生きますか?」
お題「水中息を止めて限界になって顔を上げる」
川原
- ウォータークーラーの水を飲んでいるよう
- もしくはマーライオンのように水を吐き出しているようにも見える
鰻
- 顔についている水量が一人だけおかしい
- ローションプレイのよう。
村田
- ウケを狙っているので趣旨ズレと怒られる
林
- 他の人は洗面器なのにひとりだけ湯船から
お題「自転車で階段を降りる」
西森
- baseの楽屋の4段ぐらいのところ
- 「こんなもん階段じゃないやろ」「じゃあ逆に何て呼ぶねん」「……墓の手前にあるような段、墓手前や!」「墓手前ね、墓も無いのに」という武智と西森のやりとり。
林
- 明らかにこの後階段の途中で止まってるであろう写真
- ハゲなら最後までいけよ
- 普通のやつですらおりてるんやからハゲやったら当然いけよ
- 差別
村田
- 公園にある小さな山のようなものの階段を器用におりている
- 毎日ここ通勤してます
川原
- base入り口の螺旋階段
- 当日券の先頭に並びたくて
- こんなやつに当日券売らんやろ
- 警備員のおばちゃんに止められる
ウケ狙いの写真を撮ってくるお題「公園」
西森
- 夜の公園の入り口に立っておもむろにタバコを吸う西森
- 公園の横につけている自動車のボディにはビニールテープで“藤原とうふ店”の文字
- 頭文字Dのパロディは全く伝わらず静まり返る客席
- 「どっかんウケるやろ思ってやったのに…」「どんなお客さんが来るか考えろ」「え、金髪の20代の集まりやろ」
- 表情の線の多い画風に倣って顔にマジックで線をいっぱい書いたらしいが暗すぎて全く見えず
- 最近買った愛車を見せたくてしゃーないだけの自己満足写真
川原
- ジャングルジムの中央の一番下でアフロがひっかかっている
- ただがむしゃらに遊んでいたのでどうやって入ったか覚えていない
村田
- 公園でトークコーナーの司会をする村田
- ゲストは小学生4人
- トークテーマは「遊具」
- オチもないのに積極的にカットインしてくる右の子にうんざりしている村田
- パッと見の笑いは薄いが散りばめられた面白ポイントにじわじわ笑いがこみ上げてくる良作
その後、前回面白かった写真を振り返るコーナーと今回使用した写真の抽選プレゼント。
感想
初めて行きました。
非常にシンプルだけど新しくてとても良い企画。
その芸人のキャラクターを知らなくても面白いので、baseをよく知らない人といっても楽しめると思います。
出演者は単なる写真からそこまで膨らますか、というイマジネーション豊かなメンツで企画とマッチしています。
MCの武智がもう少しスマートに進行してくれればなお良し。